『巨匠からのメッセージ』木野雅之先生待望の新作

各奏法すべての説明に対する、いろいろな楽曲のフレーズを例として演奏します。

木野雅之（きの　まさゆき）

桐朋学園を経て、ロンドンのギルトホール音楽院に入学。イフラ・ニーマン教授に師事。
同音楽院及びマイラ・へス財団のスカラシップを獲得。卒業後巨匠ナタン・ミルシュタイン，ルッジーロ・リッチ、イヴリー・キトリスの各氏に師事し研鑽を積む／

８３年イタリア・ロドフール・リピツアァー、８４年カールフレッシュ、８８年ルッジェーロ・リッチ、９０年パームビーチの各国際コンクールで優勝。

８５年メニューヒン音楽特別賞を受賞。

８７年には『ロイヤルオーケストラ協会シルバーメタル』を授与される。

これまでロイヤル・フィル、ベルリン響など国際的に数多く共演し、音楽祭にも参加する。

９３年日本フィルのコンサートマスター、０２年７月ソロ・コンサートマスターに就任。

現在、ロンドンを本拠地に、世界各国で活発な演奏活動を展開している。

ＶＯＬ．１　（92min）

Ⅰ．立つ時の姿勢とかまえ方

１．足の位置　　２．ヴァイオリンのかまえ方

Ⅱ．右手のポイント

１．楽器を鳴らすという事　　２．弓の持ち方
３．手首の使い方　　４．レガートで弾くには
５．移弦　　６．弓のいろいろな部分を使う
７．弓をいろいろな部分で使う
【模範演奏】 ヴァイオリンと管楽器のための組曲　作品10 C.Sinding
第一楽章　Presto　　第二楽章　Adagio　　第三楽章　Tempo giusto

　Ⅲ．左手のポイント

１．握力をきたえよう　　２．左手について
３．指の押さえ方　　 ４．重音の押さえ方
５．シフト、ポジションチェンジ、ハイポジションにおける注意
　【模範演奏】　Caprice No.1 Le Vent 「風」　F.V.Vecsey

　Ⅳ．いろいろなボウイング

１．デタッシェ　　２．マルテレ　　３．スピッカート
４．スタッカート　　５．一弓連続スタッカート
６．トレモロ　　７．スル・ポンティチェロ
８．スル・タスト　　９．二重・三重・四重音の弾き方
【模範演奏】　アルハンブラ宮殿の想い出　編曲 Ruggiero Rich F.Tarrega

　　　 Ⅴ．ヴィブラートと音階

１．ヴィブラートのかけ方と種類　　２．音階
３．３度・６度・オクターブ・１０度の音階
４．アルペジオ　　５．スラーを使ったアルペジオ

　　　ＶＯＬ．2　（53min）

Ⅵ．ヴィルトゥオーゾ・テクニック

１．ハーモニクス （フラジオレット）
２．人工ハーモニクス　　３．ダブル・ハーモニクス
４．ソティエ　　５．ピッツィカート
６．左手のピッツィカート　　７．グリッサンド
８．ポルタメント　　９．コル・レーニョ
10．チチャーラ　 スル・ポンティチェロ
【模範演奏】　カプリス　NO.24　N.Paganini

Ⅶ．練習の仕方

１．日頃の練習について
２．練習に対する心がまえと方法
３．音階 （スケール）
４．左右の脱力について
５．テクニックの練習の仕方
６．速いパッセージ
７．速いアルペジオ
８．フレーズと音色について
【模範演奏】 　「風」　　H.Vieuxtemps